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〒750-0009 山口県下関市上田中町1丁目19番5号
共通Vテストは平成5年7月、当時下関市、豊浦郡4町の公立中学校で実施されていた「豊関テスト」が「偏差値偏重の非難」の影響で廃止され、受験生が受験する学校の目途がわからなくなるのではの声を受けて、山口県内の有志が集まり「テスト協会」を発足しました。入学者選抜という「テスト」による選抜があるうちは、絶対評価による入学者選抜が採用されないうちは、高邁な教育者が何を語ろうとも、地方公共団体の教育関係者が何と言おうとも、「テスト」が存在し、それによって「選抜」が行われている以上、自分の位置、合格可能性を確実にとらえ、志望校を確定していかなければならないことは事実であり、そのための「到達度評価テスト」が必要であることは火を見るよりも明らか妥当言う判断からでした。学習塾を経営しながらの二足のわらじで、かなりたいへんな作業をしいられてはいましたが、それもすべては「受験生が路頭に迷わないように!」という思いに後押しされ、がんばりぬくことができました。
時代は「平成」から「令和」へ。国語聞き取りテストの廃止、推薦制度の導入、普通科全県一区で受験区域の拡大、学校指定教科検査の導入などなど入試制度は様々変容をとげてきていますが、5教科の入試の内容は、真ん中に一本筋が通った良問ぞろいで、計画的に傾向と対策を知り、学習していかなければなかなか対応できないものになっています。その入試に対応した「模試」なので、「Vテストは難しすぎる!」という声を耳にすることもあります。それでも、長年地域に根差した山口県統一テスト協会が、山口県公立高校入試に特化して研究した成果を「共通Vテスト」やその他の講座の形で受験生のみなさんに提供していこうと考えて、「難しい」問題を作っています。すべては受験生の笑顔のために! がんばれ受験生!
「共通Vテスト」は山口県公立高校入試対策模試とうたっているため、難易度、出題数、問題の文章表現、レイアウトなどなど、「そっくり」にこだわって出題するようにしています。当然、既習範囲での出題ですから、本番の入試の際よりも実際には簡易にはしているのですが、初めて受験した人にとっては「難しい」と感じてしまうかもしれません。それでも、回数を重ねて受験をしていくうちに、出題傾向や形式、時間配分が理解できるようになり、得点は本来の自分の学力に近づいていくようになります。そう、出題傾向や形式、時間配分、文章表現などなど多岐にわたって「そっくり」にこだわって出題しているため、何回も受験していくうちに、傾向と対策を万全にしていくことができるというわけです。さらに、11月から「学校指定教科検査対策模試」も始まり、かなりやっかいな集中力維持との戦いも自然に認識できるようにしています。「学校指定」は難しいから対策なんてできない、放っておこう! という人が多い中、短時間のうちに、自分ができる問題を把握し、確実に得点を見込めるようにする、他人ができる問題を絶対に落とさないでおくことができる能力を身に着けることができるだけでも、かなり優位にたてるということになります。
「そっくり」へのこだわりはまだまだ続きます。令和元年度の入試問題でも、「社会」の大問2の問題で、まったく同じ問題が出題されました。写真の向きや出題の文章もほぼ2月23日実施したファイナルの社会の大問2の問題と同じ。(まあ、この問題は、誰にでも解ける問題だったので、もっと難しいところで完璧にあててよ! という声は聞こえてきそうですが…)日ごろからいつも意識して入試過去問を研究しているからなせる技だと、誰もほめてくれないので、ここでこっそり自慢しておきます。令和2年度入試がどのようなものになるかはまだまだわかりません。コロナ騒動もまだ終着点が見えてきません。それでも、いつも入試過去問を眺め、研究は続けていきます。
「そっくり」は続くよどこまでも…ですかね!(笑)